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鍼灸で夢と希望を

兵庫県芦屋市の針灸専門治療院。JR芦屋駅より徒歩4分のSORA鍼灸院です。

汗の部位とその原因

 これからの時期、汗に悩まれる方も多くおられます。特に、鍼灸院で治療するのは、体温を下げるために出る全身性の発汗ではなく、局所的に出る過剰な発汗です。いわゆる、自律神経失調症とか更年期障害とか呼ばれる、無意識にかく汗のつらさです。精神的なものだけでもありません。

 汗をかくのは、自律神経支配です。意識して活動させるものではなく、無意識に働く身体の機能です。無意識に働くものなので、そのトラブルには不安も伴いますし、原因がはっきりしないことも多いでしょう。

 その汗を分泌している汗腺は、交感神経支配です。手足の多汗症の治療に、その交感神経を手術によってブロックする方法もあります。しかし、代償性発汗といって、他の部位の発汗が増すという副作用が起こることもあります。それもつらいものです。

 反応点治療というのは、交感神経の活動を見つけ、そこを治療するものです。交感神経支配の汗腺を活動させる反応点を探って、そこを治療することが、そのまま多汗の治療となります。

 具体的には、頭部・顔面部の汗は主に頚部から第三肋骨まで、手のひらでは主に頚部から第六肋骨まで、脇の下では第三から第八肋骨まで、足の裏では腰部の交感神経節が関係してきます。その神経支配領域に当たる部位に、発汗を過敏にする原因が隠されていると考えて、治療していきます。

 部分的な汗は、更年期のせいだとか精神的なものとあきらめないで根本治療していきましょう。

カテゴリー: 自律神経失調症 / SORA鍼灸院 芦屋
 
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[ 2013/05/30 18:18 ] 自律神経失調症 | TB(0) | CM(0)

痛みやコリの季節

 筋肉系の痛みやコリは、冬の寒いときのほうが、つらくなる傾向がありますが、暑くなりだしたこの時期も増えています。最近も、肩こりや寝違え、背中のハリやぎっくり腰に近い人も増えています。

 まず、肩こりや寝違えは、首・肩の筋肉のこわばりからきています。さらにその筋肉を緊張させる原因は、鼻・咽などの不調からきています。この時期は、空気の乾燥や黄砂の影響、さらには久しぶりにつけたエアコンにたまったカビやほこりが、鼻・ノドの粘膜を傷めつけます。その結果、肩こり、寝違えも、よく聞く訴えとなります。

 それから、背中のハリやぎっくり腰は、背中や腰の筋肉のこわばりからきています。その筋肉を緊張させる原因は、肺、胃腸などの不調からきています。これからの時期は、冷たいものを欲しくなったり、梅雨に入ると食中毒が流行るように高温多湿でカビや菌も繁殖しやすくなり、胃腸を傷めつけます。その結果、背中や腰の痛みも、よく聞く訴えとなります。

 これからの暑さも元気にのりきれるように、身体のメンテナンスしていきましょう。

カテゴリー: 肩こり・五十肩 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2013/05/24 11:28 ] 肩こり・五十肩 | TB(0) | CM(0)

肌トラブルの場所

 アトピーの湿疹や赤みの出ている部分をよく観察していると、同じような部位に多いことに気づきます。それは、血流の滞りやすいところです。赤みはまさに、血液が滞っている(うっ血)している証拠です。

 その場所は、脇回り、肘回り、膝回りなどの関節付近であったり、眼の回り、口回り、耳回りなどの器官付近であったり、首、手首、足首などの首まわりです。これらは皮膚がずれにくいように、皮膚と皮下組織が密着している部分でもあります。そのため、血液、リンパの流れが滞りやすい部分とも言えます。

 他にも、人によってそれぞれではありますが、背中や、腰に出ていることもあります。すると肌トラブルの場所と共通して、コリや痛みを訴えることがほとんどです。コリや痛みはほとんどが筋緊張で、やはり血液、リンパの流れが滞っています。

 人の細胞は、血液によって、栄養分や酸素を供給し老廃物を排出するという、体液循環によって維持されています。そこに滞りがあれば当然、細胞の集まりの肌の代謝にも影響してきます。肌にキズができたときも、修復は遅くなりますし、かゆみ物質がとどまり、かゆみでまた肌を掻き壊してしまうという、悪循環にも陥ります。

 つまり、その滞りをとっていくことも大事な治療になります。再発しやすいアトピーの根本治療にもつながります。

カテゴリー: アトピー性皮膚炎 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2013/05/20 18:43 ] アトピー性皮膚炎 | TB(0) | CM(0)

風疹流行から考える予防接種

 なぜワクチン接種に疑いを持つようになったかというと、ワクチン接種による副作用をよく聞くからでした。しかし、このよく聞くというのも、詳しく調べていくとメディアの偏りでもあり、印象に残りやすいものであったということがわかります。

 例えば、「風疹大流行」と「風疹ワクチンにより死亡か?」という見出しがあれば、たとえ疑わしくとも、後者のほうに注目がいきます。メディアもそれをこぞって報道します。しかし、実際にワクチンによるものだったのか、また流行による被害の方には、触れなかったりもします。以前にも書きました、メディアバイアスにかかっていることもあるでしょう。また、誰でもアクセスできるネット上には、いい加減な情報があることも忘れてはなりません。

 それから、「自然に感染したほうがいい」なんてことも聞きます。しかし、そもそも自然とは何でしょう?社会生活をしている時点で自然と離れていますし、自然がいいとも限りません。

 予防というのは難しいものです。将来起こるかどうかわからないものに、対策できるかどうか。また、個人の問題だけではなく、社会全体の問題でもあるということ。これも風疹の流行で例えると、健康な人であれば風疹はそれほど恐れるものではないのかもしれません。しかし、妊娠初期の人にとっては、脅威です。妊娠する前に予防すればいいのですが、予期できないこともあります。自分に関係なくとも、まわりに大いに関係があります。実際、最近の報告では、身近に風疹にかかった人がいないのに感染する妊婦が相次いでいるということです。

 このあたりが、予防接種が普及しないことにもあるのでしょう。しかし、自分に限らずまわりの人のことも考えていくと、意識は変わってきます。
 
カテゴリー:  / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2013/05/14 16:48 ] | TB(0) | CM(0)

風疹の大流行

 過去最悪のペースで風疹が流行っています。そんな流行にはのりたくないので、私も今年に入って予防接種を受けました。

 ちょうど感染を広げている世代に入りますし、罹患したかどうかもあやしいからです。昔かかったといっても、別の病気と勘違いしていたり、誤診されているケースも多くあるらしいです。抗体を調べるよりも、受けた方が手っ取り早いということで接種しました。

 予防接種に関しては、いろんな意見があります。我が子のこともあり、いろいろ調べました。問題にあがってくるのが、副作用のリスクや、受ける価値があるのか、自然に免疫をつけるべきだ、製薬会社の陰謀だ、とかです。これについては、改めて記事にしようと思います。

 とりあえず、今大流行している風疹について考えてみてはどうでしょう。「自分には関係ない」と考える人がいる時点で、ワクチンの意義が問われてきます。

 ちょうど今晩のNHK「クローズアップ現代」で、『風疹大流行 ~遅れる日本の感染症対策~』が放送されます。お時間がある方は是非。見逃された方、さらにお時間のある方は、NHKの特設サイト『ストップ風疹』もどうぞ。
 
カテゴリー:  / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2013/05/09 18:30 ] | TB(0) | CM(0)

6回目の東北訪問

 このゴールデンウィークを利用して、東北へ鍼灸ボランティアにいってきました。自身としては6回目、グループ「はり灸レンジャー」としてはもう8回目になります。また今回も被災者の方へ鍼灸治療とセルフケアを提供するとともに、見聞を広めるいい旅にもなりました。

5/3(金) 仙台→南三陸
 前日治療院を終えて、そのまま大阪へ。GWの渋滞もあって約14時間、高速バスにゆられて、朝仙台に到着。メンバーと合流し、レンタカーにて南三陸町を目指します。仙台の駅前も、レンタカーも、南三陸町への道中も、すっかりなじみのものになりました。
 お昼過ぎに直接、被災者宅へ訪問。はじめての訪問から、ちょうど1年が経ちました。今回で5回目の治療になるご家族もおられます。あの津波があって、生活や環境が一変。「あの津波がなければ…」というお話は、度々聞くことですが、本当に心が痛みます。当然、ご病気やお身体の調子にも、大きく影響してきます。その生活背景というものがいかに重要かがわかります。
 この日の活動は軽めに終えて、宿舎に戻ります。他の鍼灸師メンバーとの交流も、日常の治療院にいるだけでは得られない貴重な時間です。

5/4(土) 登米市
 この日は、登米市にある南方仮設住宅にて、終日治療。昨年の初回訪問時は、半日で40人近くの施術でしたが、今回は一日で32人の施術。じっくり治療を行なえた印象があります。
 前回も治療を受けられた人、前回来れずに今回を心待ちにしてくれていた人、お灸をご自分で用意され治療点を聞きに来られた人、たった1回の治療でも楽しみにされていることに嬉しく思います。
 そして、震災以来ゆっくり休むまもなく被災者の支えとなっている現地職員の方々の治療では、その苦労が感じ取れます。からだは疲れているのに、気持ちが高ぶって眠れないということも聞きます。休まなければいけないということがわかっていても、思うように休めない。反応点の出ているのも、やはり感覚器の集まる頭部によく感じました。脳に近い不調が交感神経も活動させているのでしょう。頭部のセルフケアをお願いしました。

 被災地で抱えている問題は、私たちの身の回りでも起こることです。震災によって、より浮き彫りになります。それは、身体の不調もしかり。その治療ポイントも、より明白になります。それは日頃の診療にも役立つことで、ボランティア治療で得た経験を日頃の診療にも活かしていきます。

防災対策庁舎20130503

カテゴリー: ボランティア / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2013/05/08 22:18 ] ボランティア | TB(0) | CM(0)
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