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鍼灸で夢と希望を

兵庫県芦屋市の針灸専門治療院。JR芦屋駅より徒歩4分のSORA鍼灸院です。

春のホットフラッシュ

 ここ最近は、植物の成長を見るのが楽しみです。この時期の植物の吹き出るような勢いは、目を見張るものがあります。「春の息吹」、英語では、spring flush (スプリングフラッシュ)と言うらしいですね。

 似た言葉に、hot flush (ホットフラッシュ)というものがあります。いわゆる更年期障害と呼ばれるものの代表的な症状の一つで、突然、顔が熱くなってほてったりのぼせたり、胸がドキドキ動悸がしたり、大量の汗をかいたりします。春の到来と同じく、最近そんな訴えをされる患者さんが増えています。

 この時期は花粉や黄砂の影響で、鼻・ノドにダメージを受けます。それが自律神経を介して、同分節上にある顔を中心とした上半身にホットフラッシュを引き起こします。この時期に、ひどくなるのも納得です。気候の変化に応じて、身体もケアしていきましょう。

ギボウシ
ギボウシ新芽 → 5日後 ギボウシ5日後


メドーセージ
メドーセージ新芽 → 5日後 メドーセージ5日後

シマトネリコ新芽
トネリコ新芽

カテゴリー: 自律神経失調症 / SORA鍼灸院 芦屋
 
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[ 2012/04/28 12:24 ] 自律神経失調症 | TB(0) | CM(0)

「逝かない身体―ALS的日常を生きる」 川口有美子




逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズ ケアをひらく)


 ALS(=筋萎縮性側索硬化症)は、神経性の病気の中でも、難病の代表です。進行性に悪化していきます。だんだん筋肉が動かなくなっていき、呼吸もできなくなり、意志伝達も難しくなっていきます。昨日できたことが、今日できなくなる。今日できたことが、明日できなくなる。将来に対して、いつも今が最善という、健康な人には到底わかりえない状況です。原因もわかっていなければ、治療法もまだありません。そんな残酷な病気です。けど、運命には逆らえません。その中でどう生きていくか?生かされていくのか?

 介護の研修時に、実際のALS患者さんにもお会いしました。とても多くの医療スタッフ、介護者、家族に支えられていました。その人の存在が、多くの人のつながりを生んでいたことが印象に残っています。当事者に関わらず、人間は一人で生きているわけではないことを、知らせてくれました。

 それは、健康な人であっても、身体が不自由でも、精神が不安定でも、たとえ植物状態であったとしても、その人が存在する意味があります。むしろ、生きていく上で何かハンディキャップといわれるものを持たれている方のほうが、大切なことを教えてくれます。限られた環境や世界の中で気づかされることもあります。失ってはじめてわかる「ありがたさ」もあります。

 この本では、第2章「湿った身体の記録」として、闘病時の身体の様子、介助の方法についても記されています。人の身体を診る仕事をしていれば、とても参考になる部分です。コミュニケーションについても、ALS患者さんは、声を発することも、指で文字盤を指すことも、目を動かすこともできなくなります。そんな状況でも、家族や介護者と意志伝達を行なうわけですが、やはり肌の状態、身体を巡る水分、温もりなどで、その人の訴えを聞き取ります。「無言でも、常に言いたいこと、伝えたいことで身体が満たされている」とあります。これも納得です。むしろ、言葉だけのコミュニケーションでは、心に思っていないことを言うこともできるので、すれ違いも起こりえます。身体のほうが、正直に語っていることがあります。そんな絶対的なものを指標にするのは大事です。

 病気になったり、介護を必要とすることになったり、また、そんな人たちと関わることになって、生きることや命について深く考えさせられます。

カテゴリー:  / SORA鍼灸院 芦屋
[ 2012/04/22 00:17 ] | TB(0) | CM(0)

限られた環境の中で

 治療院のモデムが潰れて、しばらくインターネットがつながりませんでした。これは困ったと思いましたが、予約や問い合わせのメールは、携帯電話(スマホ)で見れましたし、特に問題なくすごせました。

 逆に、普段できなかったことができました。整理整頓、読書、考え事。いつもなら治療の空いた時間に、ブログを書いたり、調べものをしているうちに、ネットサーフィンしてしまいます。パソコンがあると、ついつい時間をとられてしまいます。時間もいくらあっても尽きることがありません。インターネットの世界は、無限に広がりますからね。限られた世界ですごしてみるのもいいと思いました。

 そこで最近話題になっている、電力の問題。原子力を止めて、電気が足りなくなれば、生活ができなくなる。経済が止まる。集団自殺するとかも言ってましたね。でも、環境や命を犠牲にしてまで、電力を作らないといけないのはいかがなものでしょう。昔は、今までほど電力がなくても、便利でなくとも、十分生きていけたはず。本当にここまでの便利さが必要なのか疑問です。

 限られた電力、限られた資源で、何とかできないものでしょうかね?
 
カテゴリー: 考え事 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2012/04/20 17:30 ] 考え事 | TB(0) | CM(0)

麻痺をあきらめない

 最近、脳卒中や脊髄損傷などで麻痺が残った患者さんの良い治療効果が続いています。麻痺=傷害された神経を元に戻すのは、難しいことです。ただ、麻痺があっても、そこにあるつらさが神経障害ではない要因で起こっているなら、治すこともできます。

しびれや痛みの治療
 よく聞く、しびれ。感覚鈍磨と間違えやすいですが、感覚があるということは、神経は生きています。痛みと同様、ほとんどが筋性疼痛です。筋肉や皮膚の歪みの問題ならば、鍼灸でも改善できます。
 健側を労わることもできます。動かない身体をかばうために、動く部分に負担がかかります。四肢麻痺の人は、首から上が、とてもしんどい。そのコリや痛みをとると、つらさも随分楽になります。

可動域、筋力の向上
 力が入らないなどの筋力低下にも効果があります。鍼灸の刺激で、直接筋力をつけることは無理でしょう。しかし、力が入らない原因に、痛みや筋緊張が関わっている場合は、改善することが可能です。その動作を制限しているブレーキを取り除くことで、可動域を上げ、動かすようになります。結果、筋肉を使うことになり、筋力も回復していきます。それにはリハビリも必要です。

麻痺の回復
 そして、麻痺によって動かなくなった身体が、いつか動くようになる可能性もゼロではありません。iPS細胞の研究により神経の再生も期待されていますし、自己再生力によっても新たな神経ネットワークが構築されることもあります。それには「動かそう」という思いも大切のようです。

 全てのつらさは、麻痺のせいではありません。あきらめなければ、可能性も開けます。

カテゴリー: しびれ / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2012/04/13 20:39 ] しびれ | TB(0) | CM(0)

細く長くの支援

 3月の東北訪問から早いもので、2週間がたちます。そうこうしている内に、もう次の長い休みのゴールデンウィークが。また、東北にいってきます。

 いつまでボランティアするのか?現地の人の自立の妨げになるのでは?という考えもありますが、まだそんな段階ではないと思います。家族もなく、家もなく、仕事もなく、残ったのはローンだけ。そんな人に会うと、自分はなんてぬくぬくと暮らせているんだろうと思いますね。まだまだ、できることがたくさんあると思います。

 関西から東北まで行くには、正直お金も労力もかかります。わざわざ現地に向かうのは効率も良くないかもしれませんが、そんな損得勘定だけで考えてしまうのは、さびしいものです。

 ボランティアに行くと、大切なことを気づかせてくれます。治療院を守っているだけでは、きっと出会えない、そんないいこともあります。

カテゴリー: ボランティア / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2012/04/08 09:39 ] ボランティア | TB(0) | CM(0)

被災地で気になった疾患

 1日目、まずは長町仮設住宅を訪れました。いざ治療をはじめてみると、唇の色が異常に悪い方が、数人続きました。顔色も思わしくないですし、聞いてみても、反応を診ても、心臓が悪いです。阪神大震災の後も、心臓疾患が増えました。このような災害は多大なストレスとなり、交感神経や、視床下部、下垂体、副腎系を介して、心疾患のリスク因子の憎悪を招くと考えられています。人の身体で何よりも大事な心臓です。心臓のローラーをしっかり頑張ってもらうことにしました。

 2日目は、海岸沿いの山元町を訪れました。ここで気になったのが、呼吸器疾患。これもまた言われていたことですが、やはり空気が悪いです。ちょうど春一番のような突風が吹きあれていて、津波により残されていた泥が、砂嵐となって顔に吹きつけられます。現地の職員の方も、津波の泥を吸い込み、咳が止まりませんでした。そして、首肩こりも半端ではありませんでした。

 どちらも阪神大震災の教訓として言われていたことです。その教訓を少しでも活かせるように、対策、メンテナンスをしてもらえることを願います。

カテゴリー: ボランティア / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2012/04/07 23:13 ] ボランティア | TB(0) | CM(0)
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