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鍼灸で夢と希望を

兵庫県芦屋市の針灸専門治療院。JR芦屋駅より徒歩4分のSORA鍼灸院です。

高齢者の透析手術

 腎機能がとても悪い患者さんが通われています。すぐにでも透析の準備をすすめられていたようですが、今まで粘ってきました。ご高齢のため、手術するリスクもあります。手術そのものに対するリスクもありますが、入院、安静することで、体力、筋力の低下が心配です。「手術は成功したけど、寝たきりになった」では、たまりません。また、透析治療は、週3回・1回4時間の拘束、医療費もかかります。日常生活にもかなり負担がかかってきます。

 そして手術を拒む何より物理由が、検査による腎機能数値が悪くとも、ご本人さんは元気に日常を送られているからです。食事制限など多少の不満はあっても、治療院にも毎週通われていますし、こないだは旅行にも行かれていました。「まだやることがいっぱいある」と、生きることに前向きです。おかげさまで、腎機能の検査数値も良くなり、手術も見送りです。

 「平穏死の条件」の講演でも話題に上がりました。透析の手術を勧められて、25年間手術せずに過ごしているご高齢患者さんがおられるようです。80歳から25年と考えれば…。よく考えてみましょう。

カテゴリー: 介護予防 / SORA鍼灸院 芦屋
 
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[ 2011/10/29 09:41 ] 介護予防 | TB(0) | CM(0)

「平穏死の条件」

 日本尊厳死協会、長尾先生の講演「平穏死の条件」を聞きに行ってきました。平穏死(尊厳死、自然死)とは、

『傷病により「不治かつ末期」になったときに、自分の意思で、死にゆく過程を引き延ばすだけに過ぎない延命措置をやめてもらい、人間としての尊厳を保ちながら死を迎えること。』

死を早める「安楽死」とは違います。死を迎え入れることです。

 この平穏死が意外と難しいことを知りました。例えば、胃ろうの問題。国民の80%が望まないのに対し、実際は80%が胃ろうを造設しているという現状。年金目当てで、家族が延命を希望することもあります。多くの人が自然に死にたいと思っていても、まわりがそうはさせてくれない状況があります。だから、リビングウィル(LW)を宣言して尊厳死協会に入るという必要もあるのです。

 これらの問題の根底に、「死」をタブー視していることがあるように思います。死を隠したり、死を見せない。今回の大震災でも、死んだ方の映像を見ることはありません。海外では、もう少し許容されています。どこか死に目を背けている風潮を感じます。

 誰もが必ず迎える「死」。ごく自然であるはずの「死」。死なないことを考えるのはナンセンスで、いかに生きるかを考えることが大切に思います。

カテゴリー: 介護・その他 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2011/10/27 20:59 ] 介護 その他 | TB(0) | CM(0)

秋風邪

 秋からこれからの冬にかけて、放射冷却で汚れた空気も溜まりやすく、空気も乾燥しがちなので、風邪を引かれる方も多いです。気道の粘膜が乾燥すれば、菌やウイルスを外に排出、退治する機能も弱まります。だから、ノドを傷めたり、風邪を引きやすくなります。

 鍼灸は、肩こり、腰痛の治療だけではありません。風邪を引き始めに治療を受けると、ひどくなりにくいですし、早く回復します。また、ノド鼻を傷める風邪の引きはじめは、肩コリ、首コリ、咳が出れば腹筋の痛みなども伴います。それらの不快な症状も緩和できるので、かなり楽になります。

 また、鍼灸治療は、副交感神経優位のリラックスする方向に持っていけるので、不快な症状で眠れない方も、よく眠れるようになります。

 最近になって、風邪の症状で予約を取られる患者さんも多くなりました。鍼灸治療の効果を知ってもらえてきたようで、うれしいです。ひどくなる前、しんどくなる前に、早く治してしまいましょう!

カテゴリー: 風邪・インフルエンザ / SORA鍼灸院 芦屋
 

NO貧血

 今朝は2人の患者さんが、「貧血です」と訴えられました。でもよくよく聞いてみると、同じ「貧血」でも捉え方が違っていました。

 一人の方は、血液検査の結果の「貧血です」と。ヘモグロビン濃度が薄く、血液の酸素運搬能力が落ちている状態です。からだは血液によって酸素や栄養分をエネルギーとしているので、貧血になるとからだは元気が無くなります。原因は、ヘモグロビンのもととなる鉄であったり栄養不足であることが多いです。鍼灸治療でできることは、栄養分をしっかり吸収して造血できるように、腸の調子を整えます。

 もう一人の方は、立ちくらみがすることを「貧血です」と。いわゆる「脳貧血」というやつです。起立性低血圧とも呼ばれたりします。医学的に言う「貧血」とは異なります。その真意はさて置き、耳の反応点が見られたので、それは平衡感覚の不調です。左右の平衡感覚の情報が乱れれば、立ちくらみを起こします。くるくる回るめまいだけではありません。対策はもちろん、平衡感覚器をターゲットにした治療です。

 同じ訴えられる言葉でも、その患者さんがどう捉えているかはわからないものです。「痛い」、「しびれる」、とかもどういう状態を言っているのか人それぞれ。言葉を聞くより、身体に聞いてみたことを大事にして治療しています。

カテゴリー: めまい・ふらつき / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2011/10/18 13:38 ] めまい・ふらつき | TB(0) | CM(0)

折れた心を体が支えていた

 タイムリーではありませんが、イチローの記録が途切れましたね。その大大記録を振り返り、「苦しい時期を支えたのは?」という質問へのコメントが印象的でした。

「支えたのは、元気なからだじゃないですか。
心はポキッと折れたことがありますけど、
体がとにかく元気だったから、それに支えられた。
折れた心を体が支えていた。」

 体調管理を万全にして挑んでいるイチローだからこそ、その言葉には重みがあります。目に見えない心を操るのは、難しいことです。でも、からだを整えることは、意識すればできることです。鍼灸でも!
 
カテゴリー: スポーツ障害 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2011/10/14 09:39 ] スポーツ障害 | TB(0) | CM(0)

勉強合宿 in 京都

 先週末は、京都で勉強合宿でした。鍼灸師を目指す学生から、勤務や開業する先生まで、反応点治療を学ぶ人たちが集っての勉強会。

 高齢者施設への往診、緑内障、逆子、パニック障害などの症例発表から、SEO対策、治療院運営、ヒヤリ・ハット、困難事例などの座談会、実技講習、先生の講義などと盛りだくさんでした。

 学生の頃から参加していますが、毎年レベルアップしているようです。普段会えない先生方や同級生とも会えて、それもまた楽しく刺激になりました。

 帰りは川下りにも癒されて、有意義な週末でした!

保津川下り
 
[ 2011/10/12 08:41 ] 反応点治療 | TB(0) | CM(0)

7ヶ月

 震災発生から7ヶ月、今が一番つらいときでしょうか。

 災害心理学では、災害発生後の数日から6ヶ月後あたりまでを「ハネムーン期」と呼びます。劇的な災害の体験を共有しくぐり抜けてきたことで、被災者同士が強い連帯感で結ばれ、援助に希望を託しつつ助け合います。被災地全体が暖かいムードに包まれることから、こう呼ばれているようです。

 その次に来るのが、「幻滅期」。災害直後の混乱がおさまり始め復旧に入る頃。被災者の忍耐が限界に達し、援助の遅れや行政に対しての不満も噴き出します。個々人が目の前の現実に直面し、連帯感も薄れていくことがあるようです。さまざまな格差も出てくることでしょう。

 この先にあるのは、「再建期」です。何とかして今を乗り越えて頂きたい。遠くからも、何かしらできることで応援しましょう。
 
カテゴリー: ボランティア / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2011/10/11 19:07 ] ボランティア | TB(0) | CM(0)

金木犀の香り

 夫婦仲良く、そしてかわいいお子さんを連れて来られる患者さん。以前奥様が、「主人が、香りに気付かなかったり、味がわかりにくかったりすることがある」と言われていました。ご主人によくよく聞いてみると、キンモクセイのにおいもよくわからなかったそうで…。

 もともと花粉症で治療を続けていましたが、時期に関わらず慢性鼻炎をお持ちのようでした。臭いをキャッチする鼻粘膜が、常にベールでおおわれているようなものです。嗅覚や味覚が鈍感になっても当然です。鼻~耳の治療を重点的に続けていました。最近は反応点も良好。今年こそは「キンモクセイの香りを嗅ぐ!」を目標に治療を続けていたところ、

 「今年はキンモクセイの香りが、わかりました!」

 最近のうれしい一言でした。生物にとって、感覚器はとても大事なポイント。五感が整えば、生活も豊かに変わります。

カテゴリー: 花粉症 / SORA鍼灸院 芦屋
  
[ 2011/10/08 13:41 ] 花粉症 | TB(0) | CM(0)
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