FC2ブログ

鍼灸で夢と希望を

兵庫県芦屋市の針灸専門治療院。JR芦屋駅より徒歩4分のSORA鍼灸院です。

献血で糖尿病検査

 会社勤めではない、自営業だったり、主婦の方は、健康診断をされていない方も少なくありません。大きな病気でもしなければ、検査する機会もないでしょう。そんな健康そうな患者さんでも、膵臓の反応点が気になる時、糖尿病の家系である時、おススメするのが献血です。

 私(院長)も、献血が趣味のように通う時期がありました。献血をすると、後日簡易的な血液検査結果を通知してくれます。その検査項目に、いつからか「グリコアルブミン(GA)」という検査値が追加されました。この数値が、血糖の指標となります。

 「血糖値」は、「空腹時血糖値」や「食後血糖値」とあるように、直前の食事内容によっても変化します。変化しやすいものだけでは、疾病の判断としては不向きです。

 そこである一定期間の平均の血糖を表わすものに、「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」や、「GA(グリコアルブミン)」などがあります。どちらも血糖と結合して変化した物質ではありますが、その半減期の違いから、HbA1cは過去1,2か月程度の平均血糖値を、GAは過去2週間程度の平均血糖値を表わします。

 期間だけでなく結合の違いから、ごく短時間に現れる高血糖には、GAのほうが敏感に反応しやすいようです。つまり、食後高血糖の評価にも、GAが適しているとされています。※1 他にも、合併症である冠動脈疾患との相関は、HbA1cよりGAの方が優れているとも言われています。※2 血糖変動幅(血糖値が高いときと低いときの差)が大きいほど酸化ストレスを生じやすく、動脈硬化が進行しやすいと考えられているため、糖尿病合併症リスクの評価としてもGAはいいのでしょう。

 献血可能な方は、献身的でもある健康チェックとして、献血をおススメします。自覚症状の乏しい病気は、未病治が大事です。問題点がわかれば、それに対する術があります。


※1
HbA1c, fructosamine, and glycated albumin in the detection of dysglycemic conditions.
Ribeiro RT, Macedo MP, Raposo JF1.
Curr Diabetes Rev. 2015 Jul 1.


※2
Serum glycated albumin is superior to hemoglobin A1c for correlating with HMGB1 in coronary artery disease with type 2 diabetic mellitus patients.
Yin J1, Jin D2, Wang H1.
Int J Clin Exp Med. 2015 Apr 15;8(4):4821-5.



カテゴリー: 糖尿病 / SORA鍼灸院 芦屋
 
スポンサーサイト



[ 2015/07/12 10:15 ] 糖尿病 | TB(0) | CM(0)

夏は糖尿病にもご注意を

 そろそろ「夏バテ」という言葉もちらほら聞くようになってきました。胃腸の反応もよく出てきますが、すい臓の反応点も最近はよく感じられます。それには思い当たる夏ならではの原因も。

 まずは、飲料による糖分の摂取です。暑くてノドが乾くと、冷たいものを飲みすぎてしまいます。それが甘い飲み物であれば、同時に糖分も摂り過ぎてしまいます。からだに良さげなスポーツドリンク、野菜ジュースなんかも、意外と糖分が多く含まれていたりします。飲料であれば簡単に摂り過ぎてしまいますし、冷たいと甘みも感じにくいので、これまた注意です。アイスクリームも、同様ですよ。

 そして、麺類による炭水化物の摂取です。暑くなると、そうめん、ざるそば、冷やし中華などの出番も増えてきます。つるつるした麺は、のどごしがいいので、ついつい食べ過ぎてしまいませんか?炭水化物も消化されれば、糖質になります。当然、血糖値も上げられます。

 血糖値を下げる唯一のホルモン(インシュリン)が出るのは、すい臓のみです。弱った胃腸に、糖質、炭水化物の摂り過ぎは、すい臓をさらにムチ打つことになります。

 予備軍も含めた糖尿病がこれだけ増えている現状を考えれば、
今は大丈夫!でも、要注意です。

カテゴリー: 糖尿病 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2013/07/22 20:58 ] 糖尿病 | TB(0) | CM(0)

正月太り

 お正月を明けての1週間は、「からだが重くなった」とよく聞きました。胃腸の反応もよく診られました。また、口内炎を訴えられる方も。胃腸粘膜の荒れは口にも現れ出てきます。使いすぎた胃腸を休めるには、使わないのがいいでしょう。そして胃腸のツボにせっせとお灸とローラー鍼です。

 そしてダイエットには、カロリーを減らすのも一つですが、食べるものを工夫するのも大事です。同じカロリーでも、同じように身体に作用するとは限りません。

 炭水化物(糖質)は、血糖値を上げ、「肥満ホルモン」とも呼ばれるインシュリンを分泌させます。過剰であれば、脂肪となって蓄えられていきます。その血糖値を下げるインシュリンを唯一分泌する臓器、すい臓に負担をかけ続けていれば、糖尿病にもなりえます。

 脂質・たんぱく質は、血糖値を上げません。また、他の栄養素に比べ消化と代謝にエネルギーを使い、消化に時間がかかるため腹持ちもいいものです。

 同じカロリー食べるなら、糖質を極力減らしたほうが、ダイエットにも向いているでしょう。

カテゴリー: 糖尿病 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2013/01/13 10:02 ] 糖尿病 | TB(0) | CM(0)

糖尿病の食事療法

 病院で糖尿病と診断されると、食事療法が始まります。病院で異なるようですが、一般的に、従来からある「カロリー制限食」か、最近注目の「糖質制限食」をすすめられているようです。

 ある患者さんは、糖質制限食です。血糖値を上げる糖質を極力摂らないようにされているので、当然、血糖値は下がります。だから、血糖値を下げる薬も減らされていきます。

 ある患者さんは、カロリー制限食です。栄養成分は、バランスよくということで、炭水化物(糖質)もきっちり摂られています。控えているとはいえ、血糖値はある程度上がるので、血糖値を下げる薬も処方されます。結果的には、血糖値は抑えられています。

 お二人とも同じ様な血糖値、HbA1cの値でも、その過程が違います。本来からある人の生理機能に従い、薬で血糖値を下げるリスクも考えれば、糖質制限の方が適しているのではないかなと思います。患者さんの経過を見ていても感じます。

カテゴリー: 糖尿病 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2012/08/07 12:21 ] 糖尿病 | TB(0) | CM(0)

糖尿病の予防と治療

 糖尿病の治療で大事なのが、予防です。治らないとされている病気は、予防が大事です。なってからでは遅いものもあります。糖尿病で言えば、合併症と呼ばれるもので、血管障害がほとんどです。血管や組織に対してアプローチできる鍼灸治療は、糖尿病の合併症予防にも十分効果的だと考えます。

 ただ、「予防」というのは、時系列的には一歩前の治療ですが、レベル的には一歩進んだ治療。「予防」のために治療されるのは、とても意識の高い方です。どうしても悪くなってから治療する方が多いです。

 糖尿病も、予防の治療ができるに越したことはありません。でも、なってしまってからの治療でも遅くないです。それ以上悪化させないようにすることも大事です。合併症もなく数値が高い位であれば、十分余地はあります。

 糖尿病は、決して「不治の病」ではないでしょう。きちんと手当てする術があります。しかし医学が進歩する中、患者数は右肩上がりで、治療法も確立されていないということは、この病気にはいろんな要因が絡んでくるからでしょう。食生活など生活環境をひっくるめて見治していくことも重要かと思います。狭い視野で考えていては、難しいです。手遅れにならないよう、さらに勉強していきます。

カテゴリー: 糖尿病 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2012/06/26 10:23 ] 糖尿病 | TB(1) | CM(0)

糖尿病治療の改善例

去年から通われている2型糖尿病患者さんの一例です。

2011年 12月
HbA1c=12.4% (JDS)  
GLU=357mg/dl (食後)

2012年 6月
HbA1c=5.2% (JDS)  
GLU=106mg/dl (空腹時)

 先月から血糖値もA1cも、標準値内に治まりました。特筆すべきは、薬を減量して改善していったことです。発症当時は糖尿病の薬(SU薬)を全量服薬されていましたが、A1cが下がってきて半量に、今は低血糖症状を感じたらすぐ止めるように処方されています。また、血圧の薬も服用されていましたが、安定して必要なくなり、処方されなくなりました。

 わずか半年でこれだけ大幅に改善されたのは、食事療法などの努力も大きいでしょう。ただ鍼灸治療による、効果や動機付けも大きく役立っていると思います。

 血糖値管理だけが全てではないですが、数値が安定して副作用のリスクがあるクスリを無くせたことは、大きな成果だと思います。さらに合併症対策も続けていけば、より安心です。

カテゴリー: 糖尿病 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2012/06/23 18:49 ] 糖尿病 | TB(1) | CM(0)

食べる順番

「好きなものから食べる派」か「好きなものを最後まで残しておく派」か、ということではなく、食べる順番が食後血糖値の変動に影響するというお話しです。

 食事の最初に野菜を食べることで、食後血糖の急激な上昇が防げることが報告されています。炭水化物の前に野菜を食べることで、食後の血糖変動幅を減らせるようです。

 そもそも糖質は吸収されやすく、摂取後、血糖値も速やかに上昇します。すると、血糖値を下げるホルモンのインスリンも急速に分泌されます。血糖の変動が大きいと、インスリンを分泌する膵臓にも負担が大きくかかります。それが続くと膵臓が疲弊してしまって、糖尿病になると考えられています。

 それが、はじめに野菜を食べることで、炭水化物が後からゆっくりと消化されるため、食後の急激な血糖値の上昇が防げるということです。

 同じものを食べるのに、順番を変えるだけで身体に与える影響が改善されるのであれば、どうでしょう。その影響力は微々たるものかもしれませんが、毎食となればその積み重ねは大きくなるかもしれません。どうしても「これから食べたい!」というこだわりがなければ、試してみてもいいかもしれません。

カテゴリー: 糖尿病 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2012/06/19 14:38 ] 糖尿病 | TB(1) | CM(0)

食事も楽しんで

 「糖質制限食」という言葉を、よく聞くようになってきました。血糖値を上げるのは、糖質のみです。だから、糖尿病患者さんの様に、血糖値を下げるホルモンを唯一分泌する「膵臓」を休めるという意味では、とても利にかなった食事療法だと思います。実際、この食事法を実践されている糖尿病患者さんに、劇的な改善も見られます。

 ただ、「制限食」という言葉は、どうもひっかかります。制限というのが、ストレスになる方もおられます。どうしても糖質が手放せない人もいるでしょう。ストレス状態では血糖値も上がりますし、何のための食事法なのかわかりません。

 「食事」は、単なる栄養分の補給だけではありません。見て、嗅いで、聞いて、味わって、楽しめるものです。一緒に食事する相手も関係してきます。身体に与える影響も、大いにあるでしょう。

 ただ栄養学的にいいからといって、一辺倒に押し付けるのはどうかと。食事も、その人に合わせた方法で、楽しんでもらいたいものです。

カテゴリー: 糖尿病 / SORA鍼灸院 芦屋
 
[ 2012/06/18 19:41 ] 糖尿病 | TB(1) | CM(0)
カテゴリ